PROJECT
STORY

商品開発プロジェクト

ユーザーファーストなアイデアで、今までにない“ヒット商品”を。 ユーザーファーストなアイデアで、今までにない“ヒット商品”を。

※ 所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです

Over View

LOWYAでは日々様々な商品がリリースされており、この仕事を担うのが、商品企画のチームである。企画段階ではいろいろな部署から多くのアイデアが出されるが、商品化に至るのはわずか1/3程度に留まる。そこには品質や価格など多くの基準が存在し、それらをクリアしたものだけが実際に商品化される。自由な発想を持ちながら、ユーザーファーストにアイデアを考えることが求められる商品開発の裏側を、マーチャンダイジングプランナーとプロダクトデザイナーの3人に聞いた。

Member

  • プロダクトデザイナー
    森 慎介
    2010年中途入社
  • 商品戦略
    佐藤 瑛利香
    2019年中途入社
  • 販売促進
    橋本 祐樹
    2021年新卒入社

Story 01

佐藤

私はマーチャンダイジングプランナーという役割を担っています。1つの商品を開発する際に、商品企画責任者として企画の立案や売上の分析、他社商品(プラットフォームでの取り扱い)の選定などを主に行う仕事ですね。言わば、商品開発の頭脳的な部門になります。

橋本

私も佐藤さんと同じ部署に所属しており、分担しながら一緒に業務を遂行しています。

私は、主にプロダクトデザインをおこなっています。佐藤さんや橋本さんをはじめ、いろんな部署から出てくる企画に対して、デザインを考案したり、そのデザインを踏まえて協力会社に指示書を出したり、見積もりを取ったり、実際に商品を形にしていく仕事です。二人が所属する商品戦略チームが商品化を決定し、私のいる商品開発チームが実現していくイメージです。だから常に連携して動いていますよね。

Story 02

佐藤

私は家具メーカーからの転職ですが、VEGAという会社、そして実際にLOWYAのものづくりに関わって思うのは、“想像以上にロジカルである”ということですね。そこまで考えるのか、というレベルの綿密なマーケティングや分析の上で、1つ1つの商品が企画・検討されている印象です。

確かにそう思いますね。ただ、あくまでアイデアの段階では、とても自由に発想しているので、ある意味ふわっとしてて。例えば、リビングにこんな家電を置くんだったら、こんなキッチンボードがあるといいよね?こんな色・こんな形って素敵じゃない?くらい自由にアイデアを出すようにしています。それこそ、いろんな部署のいろんな人が自由にアイデアを持ち寄ってきます。

橋本

確かに、部署や年次に関わらず、誰でもアイデアを出していい環境ですよね。私も新卒で入社して2ヶ月で提案しましたし、いろんな方からの企画が日々あがってきています。

その上で、見栄えとしてのデザインの方向性はいいのかもしれないけれど、実際にお客様にとって引き出しの数はいくつがベストなのか?サイズは?いくらだったらマーケットインするのか?など、極めてロジカルに検討されていきます。本当に徹底的に行なっていると思います。実際にいいアイデアやいいデザインだ!と思っても、商品化にたどり着かないことの方が多いくらいなんじゃないですかね。

佐藤

正確には出しづらいですが、実際の商品化にたどり着くのは1/3くらいじゃないですか。相当狭き門だと思いますよ。サンプル制作までいったとしても、ブランドとして納得がいく品質が担保できるか、最終的な価格がマーケットインするかなど、様々な観点でボツになることもありますから。

橋本

そうですよね、アイデアの時点ではいいものができそう!と思っても、形にしてみるとどこか懸念点があったり…。まさに自由な発想・アイデアで広げて、ロジカルに検討して絞り込んでいるイメージです。今販売しているものは狭き門を通ってきた商品だと考えるとすごいですよね。

Story 03

チームでの打ち合わせで一番白熱するのは、“ブランドとしてのこだわり”じゃないですか。この商品が、おしゃれとか使いやすいとかそういったことだけではなくて、お客様の生活における問題解決になっているか、手の届きやすい価格帯か、ということにこだわりを持っていますね。

佐藤

例えば、以前開発した全身鏡なんかはわかりやすい例ですよね。全身鏡を問題解決の観点でリデザインしていったのは、とてもVEGAという会社らしく、クリエイティブな気がします。

確かに全身鏡はそうですよね。最初は全身鏡をリリースしても想定通り売れなかった。デザインはいいはずなのになぜ?と思いました。だから、データ分析をしつつ、実際のユーザーがそれを使って何をしているのかまで見に行ったんです。そうすると、メイク道具や洋服などを収納から取り出して鏡を使っていることが分かったんです。だとすると、鏡自体に収納能力を兼ね備えたものにすればユーザーが本当にやりたかったこと、行動がより効率的にできるようになるのではないか、そう考えてプロダクトデザインをしました。

佐藤

常に問題や疑問点を見つけて、それを改善できる商品作りですよね。売れたらなぜ売れたのか、売れなかったらなぜ売れなかったのか真因を特定し、その問題を解決していくことを心がけています。全身鏡は、通常、足が斜めになって支える構造なので、足の部分はデッドスペースになります。また、鏡を壁掛けにするのは賃貸の方にはハードルが高い…。であれば、オシャレであるのは前提として、デッドスペースに収納を付け、自立式の鏡を企画したらいいのでは?と思い、その問題を解決できる商品を開発しました。

橋本

全身鏡以外にも、LOWYAの商品はこういった痒い所に手が届く商品が多いと思います。レビューを見ても、そういったところを評価していただいている気がします。ユーザーが本当に行いたいことはなんなのか、どんな問題解決になるかを追究することで、LOWYA独自のアイデア・デザインになっていく。それがVEGAのものづくりだと思います。

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